2020年12月号vol.33

2020年最後のひろき通信

2020年最後の「ひろき通信」となりました。

2018年4月の開院当初から毎月発刊で始めた「ひろき通信」も今号で33号を迎えることが出来ました。

今年は、新型コロナウイルスによって、私たちの生活に大きな変化が生まれました。

改めて、新型コロナウイルスに罹患された皆さまと感染拡大によりお仕事や私生活に多大な影響を受けられている皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

私たち歯科医療従事者にとっても、新型コロナウイルスの影響は大きく、診療を自粛しての休診や来院患者様の制限に加え、これまで以上の感染予防対策をしての診療など、新たな挑戦の一年となりました。

現在まで、全国の歯科医院で診療を通した感染者は一人も出ていないことは、大きな自信にも繋がっています。

多くの学会や臨床セミナーが中止となるなか、オンラインセミナーという新しい形式も広がったように、困難な状況だからこそ生まれるものもあるという発見もありました。

来年は、皆様の健康と、安心と安全が守られる生活になることを願います。

2020年12月号vol.33

健康を守り続ける定期メンテナンス

皆さんは、『なぜ年を重ねるうちに歯が失われていくのか?』と考えられたことはないでしょうか? 

ムシ歯になっても治療によって完治するものであれば、歯は失われることはありません。 

しかし、治療を受けた歯が数年後にまたムシ歯になってしまうこともあるため、一度歯科治療を受けたからといって『これで大丈夫』『この先も健康』ということではありません。

歯には自然治癒力も無いため、治療を受けた歯をどのようにして守っていくのかが重要になります。

その為には『なぜムシ歯になったのか?』の原因や経緯を理解し、その上で、繰り返さない、または進行を遅らせる為の予防・定期検診がとても大切です。

予防のためには、歯科医院でお口の清掃・クリーニングだけでなく、患者様のセルフクリーニング(歯磨きなど)も大切になります。

当院では、皆様のお口の健康をお守りするために、定期検診をご案内させて頂いております。 

定期検診では、ムシ歯や歯周病のリスクを減らすための、お口のクリーニングや、早期発見するための診断を行います。

2020年12月号vol.33

乳歯が生える前の習慣づくり

赤ちゃんの歯(乳歯)が生え始めるまで、個人差はありますが、おおよそ4~6ヶ月ほどかかります。

生後4~6ヶ月くらいで、下の前歯から生え始めますが、歯が生え始める前から歯磨きに慣れるための習慣づくりをすることで、歯磨きに抵抗感を持たない子どもに育つことが多くなります。

「歯磨きに慣れるための習慣づくり」は、特別なことはなく、普段の生活でのスキンシップに少しプラスする程度です。

赤ちゃんには、手のひらで頬を触ったり、清潔な指でくちびるの周りや、歯ぐきに軽く触れるスキンシップを行なうだけです。

たまに、乳歯が生えてきていないかのチェックのために、お口の中を見ることも、歯磨き習慣の大切な一歩になります。

また、歯ブラシを自分で握って持てるようになると、自由に歯ブラシを持たせ、歯ブラシを口の中に入れることに慣れるのも大切です。

お子様が歯ブラシを持っているときには、保護者の方は目を離さず、歯ブラシを持ったまま歩き回るなどの危険から守るためにも、注意が必要になります。

歯磨きへの抵抗感を無くし、自然に歯磨き習慣を身につけることが理想的と思います。

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